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ハーバードの人生を変える授業:遊び上手は回復の達人
更新日:2021年2月26日
私は子供の頃から「遊ぶ」ことが苦手でした。
小さいころから心配性だったせいでしょうか。
7-8歳になるころには、常に「こんなことしてちゃいけないんじゃないか」と思いながら遊んでいたのを覚えています。
ですから遊びに身がはいりませんし、いつも不完全燃焼です。
全くややこしい子供でした。
一歳年上の運動神経抜群の従妹と、休みのたびに遊ぶ機会がありました。
ひろ子ちゃんというその従妹は、川遊びや野山を駆け回る時、校庭にある雲梯を上り下りする時に、心の底から遊びに没頭しています。
本当に楽しそうなひろ子ちゃんの様子を、子供の私は何が違うのかな、と思いながらうらやましく眺めていました。
ハーバードの人生を変える授業 Week22「回復」
ベストセラーになった『ハーバードの人生を変える授業』は、豊かな人生を送るためのヒントが詰まっています。
興味深い内容で、「ふむふむ」と納得しながら読んでいましたが、22番目の「回復」の章に来たところで参ったと思いました。
そこには、いかに休養や娯楽が大切かが述べられています。
一日一回「回復」のための時間を習慣化することで、心身のバランスのとれた豊かな人生を築けるというのは、確かに説得力があります。
真の休息を楽しんでいる者は、魂の遺産を殖やしている 作家 ヘンリー・D・ソロー
一生の課題「遊ぶ」を楽しむ
私と同じ仕事をしている友人のアンドレアは、遊びと回復の達人です。
2か月に一度のペースで、10日程心理カウンセリングルームを閉じて遊びに出かけます。
そのアンドレアが常に私に言うのが
「のりこが働き者なのは分かるけど、もっと良い仕事をするためには遊ばないと」です。
まさしく仰る通りです。
そうでなければ、『ハーバード....』の著者タル・ベン・シャハーの書いている通り、
もし自然の要求を無視して体と心を酷使し続ければ、個人としても社会としてもその代償を支払う
ことになります。
ただ、子供の頃からの筋金入りの「遊び下手」の私です。
遊び上手をマスターして、回復力を高めるのは一生の課題です。
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