五感を使って不安をやわらげる
子供虐待のニュースに胸を痛めている方も多いかと思います。
1歳半の女児がいるお母さんが、そんなニュースを見てとても不安になりました。
自分もイライラしたら子供に手を上げてしまうのではないか。
我を忘れて首を絞めてしまうかもしれない。
このような思いに駆られて、毎日不安でたまりません。
本来はとても子供思いの優しいお母さんです。
それにこれまで手を上げたことなどないのです。
しかし子供が生まれて以来、環境の変化からかなりストレスを感じていました。
そのような時に、子供虐待のニュースが続きました。
不安に襲われたら五感を意識することをやってみよう
不安に駆られている時って、現実から心がワープしているような状態です。
場合によってはものすごい想像力で、子供の首を手で絞めているような情景を思い浮かべ、恐怖で息が止まりそうになるかもしれません。
そのような時は、ぜひ五感を使って心を現実に戻しましょう。
例えばゆっくりと呼吸をしながら、自分の目の前にあるテーブルの端を両手でギューッとつかみます。
手の中の机の感覚はどんなでしょうか。木製のテーブルなら木の素朴な感覚を良く感じてみてください。
テーブルをつかみながらその感覚を確認していると、少しずつ落ち着いてきます。
また手を叩きながら歌を歌うというのも効果的です。
手を叩く時の感覚、自分の歌声もよく聞いてください。
もしかしたら子供も喜んで一緒に歌ってくれるかもしれません。
するとお母さんの心も、フッと現実に戻ってきます。
自分の好きな音楽を聴くというのも良いですね。
手芸やクラフトワーク、料理や運動などもとても効果があります。
また運転中や乗り物の中にいるような時は、外の風景や周りの音、温度や香りや匂いなどを意識して確認するようにしましょう。
これが自分の心を不安のワープから現実に戻す一つの方法です。
この方法は継続的に行うと、次第に心が落ち着くようになっていきますので、是非お試しください。
★不安感は五感を使うと上手く付き合えるようになる
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