幸せは自分で決めるとやってくる
- 王丸典子
- 2019年7月8日
- 読了時間: 2分

長い間人の脳機能は一度形成されると、その後変わることはないと思われてきました。
しかし近年の研究によれば、その考え方は間違いであると、次第に認識されるようになりました。
心と脳の関係

進歩が著しい精神神経免疫学 (Psychoneuroimmunology) は、人の心の動きが脳にどのような影響を及ぼすかを研究解明する学問です。
その研究によると、心的ストレスが自律神経や内分泌系に影響を及ぼし、免疫系の調節を促したり、免疫細胞の機能変化を誘導することが分かってきました。
言葉のパワー

精神神経免疫学研究によると、「だめだ」「たりない」「出来ない」「失敗するにちがいない」などの否定的言葉を継続的に使用すると、心身の疲弊を促す物質が体内で分泌されるそうです。
言葉を放つ本人だけでなくその周りの人にも、同じ物質が分泌されるというから驚きです。
またそれによって、自信や自己肯定感の低下も起きるそうです。自信や自己肯定感を持つのも健康で幸せと感じながら暮らすのに重要な要素ですね。
日本では昔から言葉に宿る不思議な力のことを言霊と呼び、長く人々に信じられてきました。
現代人の中には非科学的と否定する人もあるかと思いますが、最新の科学研究に照らし合わせると、言霊はまんざら嘘ではないということになります。
健康で幸せな人生を送るためには、どのような言葉を口にするかはとても重要です。
そしてネガティブな言葉を発し続ける人の周りには、極力近づかないのが良いということになります。
幸福は自分で決めるとやってくる

“Most folks are about as happy as they make their minds up to be” 幸福になろうと決意すると、その決意にふさわしい幸せを得ることができる。
第16代アメリカ大統領リンカーン
つまり自分が幸せになりたいと思ったら「幸せになるぞ 」と、口に出すことが必要だということです。
「そう簡単にはいかないよ」と、思う方もいるかもしれません。
しかし最新の科学研究結果を理解し、発する言葉に気をつけると、私たちの幸福感や健康状態に多少の変化がでてくる可能性は高いです。
参考資料
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